2008-03-26 ◆メタボ健診・保健指導いよいよ目前に! メタボ健診…正式には、特定健康診査・特定保健指導ですが、いよいよ4月1日から実施。
現場が思っていたよりメディアが動きませんが、『義務化』が開始されることは現実。 着々と準備をしてきた医療保険者(健康保険組合)、しばらく様子を見ようという医療保険者、
はたまた「罰金払えばいいんだから」という見解(組合員の健康管理はいいのですかぁ?!)… 反応はさまざまでしたが、スタート期限が迫ってきて、さすがに流れが変わってきました。
弊社にも、メタボに関する問い合わせやご相談、取材などがとても多くなってきました。
対象者本人が自覚、納得しなければメタボ対策は出来ないと言う当たり前のことを ロジックにした『メタボすごろく』がやっと、大きく前進している感があります。
現在、何社かとこのロジックを基調とした提携の話が進んでおり、スタッフは大忙し。
私も“花粉症”でフウフウ言いながら、頑張っています!
◆体験に基づくメタボ対策セミナーが好評
最近は特に、メタボがらみの講演やセミナーの依頼が多くなってきました。
不規則な生活習慣が原因で大病をした私が、生活習慣を見直すよう説いているのですから
人生とは不思議なものですね。前半は、具体的な体験と健康管理の話、そして後半は、
実際に『メタボすごろく』の実習をするので、参加者は自覚・納得が出来るようです。
【コップの中の危険リスク】
最近の話の中で、特に評判が良いのはこのエピソードです。
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メタボ症候群は病気ではありません。でも、コップの中に、「ちょっと血圧が高い」
「中性脂肪が多くて」など、危険因子(リスク)が少しずつ溜まっていって、 最後の一滴がこぼれ落ちた瞬間から生活習慣病になり、やがて心筋梗塞や脳卒中 (私もくも膜下出血脳動脈瘤破裂でした!)になって、 その先には死が待っていると言う恐ろしい図式があるのです。 私は死亡率の高い大病をしたにもかかわらず、後遺症ひとつなく、無事生還しました。
12時間に及ぶ手術が終わり目が覚めた私は、集中治療室の中から会社に電話をしたほど。
誤診で7日間放置され、頭の中では破裂した瘤と、破裂寸前の瘤2個が
血まみれになっていたのにもかかわらず、リハビリひとつ必要ない無傷な状態で戻ってきたのです。 なぜ後遺症がなかったのか…それは、コップの中に危険リスクが一滴もなかったからです。
外科手術の多くは、患者がそれ以外は健康な体なのか、あるいは体内に危険リスクを持っているかによって、
手術は成功したが、余病を発して半身不随に…ということになりかねないのです。 メタボではない、体にどこも悪いところはない。だから安心と思ったら大間違いなのです。 私のように、日頃の過労やストレスが高じると、一番弱いところに死が忍び寄ります。
交通事故にあって大手術をすることになるかもしれません。
そうなってから、これさえ気をつけていれば余病を発することにならなかった と思っても遅いのです!
生活習慣の見直しがいかに大切かお分かりになったでしょうか? ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このような話や、なぜ家族が症状を見抜けなかったか、日頃気をつけることなど、メタボ以外の話も話します。
メタボの陰に隠れている逆メタボの怖さも見過ごせません。 さまざまな角度から、健康な生活の大切さを話していきたいと思っています。
◆医学部生の授業に念願のゲストが登場! 毎年4月に、国立大学法人群馬大学医学部5年生の必修授業として、『患者の声を聞く』が
行われます。医療情報部の酒巻哲夫教授の元、企画・講師として私も参加していますが、
いつも、ビデオ出演をしてもらっている患者のNさんに、今回は特別出演をしていただくことになりました。
説得力のある魅力的なお話をなさるNさんに、5月から実際に患者さんと接する医学部5年生に、 ぜひ、直接お話をしていただきたいと思っていたのですが、承諾していただき、ホッ。 学生の皆さんにも喜んでいただけるよう準備をしたいと思います。 ◆朝6時30分開始のモーニングセミナーで講演
3月21日(金)の朝6時30分から、板橋区倫理法人会で講演。 『家庭で出来るメタボ予防・対策~心と身体の健康のために~』と題して
中小企業の経営者の皆さんにお話をしました。
早朝、小雨の降る中お集まりの皆さんが、熱心に聴いて下さり、感激でした!
前半は、不規則な生活習慣からクモ膜下出血脳動脈瘤破裂を発症した話を
後半は、生活習慣の見直しがメタボ予防の必須と言う話をしました。
最近はメタボを切り口にした講演をすることが多いのですが、今回はメタボの話と共に
“なぜ後遺症なしに生還できたか”という、健康秘話に特に関心を持ったようでした。
最後に、メタボ度チェックの『簡略版メタボすごろく』をお渡しして、終了。
今後も、体験から学んだ健康の大切さを、セミナーなどで具体的に伝えたいと思います。
◆国連支援交流協会の勉強会
国連支援交流協会のメディカル東京支部の相談役をしています。
今年から月に一度、医療に関する情報交換を中心に、勉強会が行われていますが、
2月、3月は、『杖』が主題でした。ある女性社長が、ご自身が病で杖を使う生活を余儀なくされたことから、
人の手を借りなくてもスムーズに立ち上がれる機能がついた杖を考案。 障害を持っている方や、お年寄りにこの杖の良さをどう伝えるか…医療コンサルタントや、
医療器具販売のトップ営業マンらで、知恵を出し合いました。 私は、イメージアドバイザーの仕事も手がけているので、その立場から
告知ポスターやチラシのもたらす効果について、助言をしました。
対象者(エンドユーザー)は、誰なのか? これは一番重要なポイントですが、
今回の対象者は、気軽に商品を見に行ったり、手に取ることが難しい状態の方が多いので、
家族など周りの人たちへ向けてのアピールが大切と言う話から…面白い案が続出しました!
◆早稲田大学本庄キャンパスでシニア旋風が!
毎春、群馬大学の医学部生にする患者学の授業指導をしている酒巻教授と、
患者講師の早稲田大学大学院の加納教授、中枢性尿崩症の会の大木さん、 林田の出会いが発端で授業から発展した、『地域の医療と健康を考える会』 通称:GHWの会(群馬・本庄・早稲田)。 加納教授(国際情報通信)、酒巻教授(医療情報)を中心に、地域住民、行政、医療・福祉、
患者組織、研究者、早稲田大学・群馬大学大学院生etcさまざまな立場の人が集まり、 相互連携して、少子高齢化、過疎化、医療・福祉の格差などの問題に対し検討・実践する会です。 昨年6月に発足しましたが、どんどん活性化して、いまや月に一度の開催となっています。
基盤が本庄なので、準備など大変な部分は地元の方が大活躍してくれ、助かっています! 想いはひとつ、立場はいろいろな…若い人から年配(ベテラン)までが集う、とても楽しく
充実した会なので、私も出来るだけ参加しようと、東京から駆けつけています。 2月16日(土)午後、本庄・早稲田大学と、東京・西早稲田の早稲田大学をネットで繋いで
『第2回アクティブシニアネットフォーラム』が開催されました。テーマは「ICTで俳句を楽しく」。 本庄、西早稲田合わせて150名近くのパソコン大好きなシニアが参加しました。 NHK アナウンサーの軽妙な司会で始まったシニアのためのフォーラム。 パソコンで作った画像・音楽と俳句のコラボ、作り方、写真加工ソフトの紹介などなど…。 本庄市の市長さん、みなかみ町の町長さんも参加して下さり、楽しいひとときとなりました。 今回、GHWのメンバーは裏方に回り、シニアの皆さんに喜んでいただきました。
多くの方のご協力で出来たイベント。私は当日のみのお手伝いで…申し訳ありませんでした! ◆地域の皆さんにメタボ予防セミナー実施
2月24日(日)、上里町女性センターで、上里町・上里町健康体力づくり推進協議会主催
『メタボリックシンドローム対策とこれからの健康づくり』のセミナーが
開催されました。4月から始まる新しい健診の仕組みと生活習慣病(メタボ)予防について、
住民の皆さんに知っていただき、意識の高揚を図るための健康講演会。 講師は群馬大学の酒巻哲夫教授。講演の後、『メタボすごろく』を使って実際に指導する
際の問題点などを探りました。私も会場内を回って、参加者に直接、説明や指導をしました。 上里町女性センターというだけあって、参加者の顔ぶれも中年の女性が圧倒的。
それほどメタボな体型の方はいませんでしたが、後でお聞きしたところ、 「主人が…」『お舅さんが…』太り気味とのこと。本人も気をつけなくてはいけませんが、 家族、特に食卓を預かる主婦の皆さんは、メタボ対策が大きな関心事。 今回の健康講演会で使った『メタボすごろく』を、「お父さんにもやってみてもらいます!」 と持ち帰る姿に、私も“頑張るパワー”が、満ち溢れた一日でした。 |
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【4月18日(金) 】
◆患者の声を聞く…医学部生に授業
群馬大学医学部5年生へ『患者の声』を届ける授業(酒巻哲夫教授)を
しました。私は3年前から、企画・講師として参加しています。
100名を超える医学部生たちが真剣に、難病を抱える大学教授や患者会の代表の話に
耳を傾け、一緒に話し合い(グループディスカッション)、発表をして終了。
9時30分から16時30分まで、長時間の必修授業です。
5年生は、5月から実際に患者と接する、院内実習が始まります。
頭の中は医師としての知識がほぼ出来上がった状態の5年生になったいま、
実際の患者と接することで、また新たな学びが始まるのです。
明らかに過酷な人生となる“医療従事者の道”を選んだ若者たちに、
私たちの医療の未来を託す大切な授業。本当は現在、
患者と接している医師たちにも受けて欲しいのですが…。
酒巻先生の依頼を受け、様々な立場の方に医療に関するアンケートや
取材をすることから始まった非常勤講師としての役目。私自身も毎年、
少しでも進化したいと思っています。
今年は、これまではビデオ出演だった野村さんに、当日の授業に参加していただきました。
不慮の事故で2歳の時から50余年、眼病に向き合ってきた方ですが、
運命を恨まず人生を前向きに生きてきた素晴らしい方で、予想通り貴重なお話をしてくださいました。
学生のレポートを読むのがいまから楽しみです。
詳しい話は、また今度。
【2008‗04‗04】
◆プレスリリース発信しました!
相変わらず多忙な毎日ですが、新規商品がふたつ完成し、新たなスタートです!
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4月1日付で、プレスリリースを更新しました。ぜひ、お読み下さい!
メタボ度チェックと生活習慣の乱れによる発病体験を
具体的な対策を交えながら話すセミナー受付中です!!
■詳しくはこちら http://excite.co.jp/News/release/RS2008-04-01-437-4.html
【2008年4月28日】
連休だということを忘れるぐらい忙しい毎日です。
でも、ここでまた倒れては大変なので(9年前にくも膜下出血脳動脈瘤破裂を発症)
睡眠時間だけはしっかり確保しています。私は6時間睡眠がベストなようです。
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『もとみママの脱メタボセミナー』を開催します。受講者募集中!
日 時 :5月25日(日)13時30分~16時30分
場 所 :TKP銀座ビジネスセンター(東京都中央区銀座6-17-2 ビルネット館2)
受講費 :5,000円(特定健診・保健指導開始記念 特別価格)
講 師 :林田素美(群馬大学医学部非常勤講師)『心と体の健康』
特別講師:酒巻哲夫(群馬大学医学部教授)『メタボリックシンドロームとは?』(仮題))
実 習 :メタボすごろくでメタボ度チェックと改善目標作成
(最近の健診結果を持参、手元に無ければ参考データをお渡しします)
保健指導用の『メタボすごろく』を使って“模試”をしましょう。
厚生労働省の特定健診・保健指導に関する委員会の委員でもある酒巻教授の
特別講演もあります。メタボすごろくは群馬大学医療情報部との共同研究・開発教材です。
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◆メタボすごろくのシンプルバージョン完成!
オリジナルバージョンのロジックで一人に複数回使いたいという保健指導者の声に応えて、
カレンダーとシールをはずし、価格を抑えたシンプルバージョンを制作しました。
オリジナルバージョンと併せてご利用下さい。
◆メタボ基準のメタボすごろく完成間近!
さて、従来の特定健診・保健指導基準で制作した『メタボすごろく』の、メタボ基準編が
ほぼ完成。こちらはメタボの人もそうじゃない人も楽しく使えるゲーム感覚のツール。
某出版社の保健指導専門部門から発売予定です。詳細は、近々お知らせいたします!
◆メタボすごろくとメタボ川柳
25日に発売された『メタボ脱出大作戦』の文中で、メタボすごろくのことが
「保健指導の階層化がわかりやすくて一押し!」と紹介されています。
メタボ川柳なども入っていて、クスリと笑えてなるほどと学べるおすすめBOOK!